簿記を学ぶときに、目標があるとそれに向けて頑張っていくことができます。このとき、最も目標にしやすいのは、やはり「簿記検定」でしょう。一般に簿記検定と言えば、日本商工会議所(日商)主催の日商簿記検定を言います。
簿記を学ぶきっかけ、方法、勉強法はどれが正しいといったものはありません。最後は求められた水準に、どうやったら自分は達することができるのかを追求しながら積み重ねていくしかありません。
でも、特に独学の場合だと、「求められた水準」に達したかどうか、どうやって見極めればよいのだろうか、と悩むこともありますね。そこで、その「見極め方」について少し述べていこうと思います。
まず、考えられるのは過去問が独力で、時間内に解けるようになることが基準としてあり得ます。過去問は本試験で出題された問題ですから、基本的に本試験と同じレベルと言えると推定できるためですね。
しかし、簿記検定においては出題範囲の割には制限時間との関係もあって出題数がそれほど多くはなく、また、パターン的な出題がなされてきています。つまり、受験回によってやさしかったり難しかったりということも思ったより大きいです。
こうしたことから確実に知りたいときには、合格率も参考にしておくとよいでしょう。やさしい時は合格率も高くなり、ちょっと変わった問題が出たときには慣れていないためか合格率が下がる傾向もあります。
さらに、変わった問題が出題された時には受験者全員が同じ「初めて」で解くことになりますが、2回目以降は「既出問題」となります。かなりの人数がおそらく同様の出題に備えてくるでしょうから、負けないように準備を要します。
過去問を使う時に、合格率の他に気にすることとして、制限時間があります。本番に極めて強い心臓の持ち主ならともかく、普通は本番になると緊張してしまうものです。こうなると、焦りからか簡単な計算さえままならなくなるものです。
自宅で過去問を使う時には制限時間を短くするなどの対応が必要になります。決して、自宅で制限時間ぎりぎりで合格点に達したからと安心しないことです。
それから、もし他の方とともに勉強できるなら、たぶん皆さんは電卓をお使いでしょうから、その音に気を付けるとわかるかもしれません。
簿記試験では電卓の使用が可能です。簿記の問題を解いていくうちに電卓をたたくスピードもついてきます。つまり、合格水準に達すると、この「音」がリズムよく素早いものへと変わっていくのです。
この音が普段から出てくるようになれば、合格水準に達したという判断もできます。
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